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緑滴る桜田門を、バスからみました。何の変哲もない門に、
みえますが、雪の降る中、大老井伊直弼が、水戸の浪士に 暗殺された、あの門である。 たった140年程前の出来事なのである。 今、桜田門といえば、警視庁をさすが、刀に、柄袋をかけ、 凍える指が、その用心の、袋が、はずせないうちに、 ころされるのである。 白い行列に、黒い暗殺の人。雪を染める血潮。 さわさわと、ゆれる春の緑に、当時のことを、 おもいうかべました。 浅田次郎の、「五郎治殿始末」に、その襲撃した人と、襲撃 された人の、その後の物語があって、なかせる。 浅田作は、ほんとうに、なかせる作品が、多い。 |
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