雨も今のところ、おちついています。
川もゴーゴーの音が、小さくなりました。いつも芹を摘む場所の 上まで、流れがおちついていますが、空は、機嫌わるいですね。 父が、亡くなって一年。実家の押入れの、整理にとりかかり、 とりあえず、処分ときめたものは、うちに持って帰り、仕分けして おります。 あげると、言われたものの中に、端切れがあり、妹の、 ひもうとしの、花くす玉に扇面の懐かしい布や、濃い紫に、 黄色の大輪の菊 これは、巾着でみたことがある。 大島や、扇面に菊の羽織地にまじり、白地にあか、緑、黄、黒、 藍の水玉模様の、木綿の伊達締めが。これは、姉妹の夏の、 ワンピースを、解いてつくったもの。 夏まえ、荷を担いでくる人から、布をかい、仕立ててくれる 母の手からあらわれる、あたらしい服を、どんなにうれしく、 誇らしくきたことだろう。 次から次へと、新しく安いふくが手に入る今、リサイクルや、 古着として、ゴミにだす生活。使い切ることを、目標に していても、それを許さぬ、数の多さ。 今着ぬ着物を、リメイクなどにつかってはいるが、それも、 数にかぎりがある。 古いもう着られぬものまで、きれいに洗濯してとってある父の 服、服。もうしわけないが、処分いたします。 子供達への、大きなプレゼントとして、死んだらなにもないやん! といわせることを目標に、日々考えて生活したいものだ。 また、ぽつぽつ降ってまいりました。 |
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