島田洋七の、小学二年生の頃から中学三年生まで、母方の祖母に 預けられ、育てられた話です。 「ばあちゃん、この二、三日ご飯ばっかりでおかずがないね」 という洋七に、ばあちゃんは、答える。 「明日は、ご飯もないよ」 彼と、ばあちゃんは、顔を見合わせると、大笑いするのである。 なんと不思議な、明るさ。なるほど!!と、おもわざるを えない、間髪をいれぬ立派な?返事。 夫を亡くし、一人働く娘のために、彼女は預かる。 試験前、歴史の嫌いな彼にいう、 「答案用紙に、{過去には、こだわりません}ってかいとけ!」 そう書いた彼は、なぐられるのだが。 運動会の弁当を、取り替えてくれる先生、 崩れた豆腐を買いにくる彼のために、崩してから売る豆腐や。 昔は、いろいろな理由で、あずけられた。私も。 人生いろいろだ。家庭もいろいろだろう。が、 工夫して、使いきり、助け合い、生きていかねばならない。 誰にも、おとづれる、いつかわからない、終わりの日まで。 自分のも、人のも、命を、大切にしてくれ。 |
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