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大分は高崎山に、その猿はいる。
母親の腹にしがみついて育つ猿にとって、両手の先がないのは、 死に等しいハンデである。それを、生き抜き手で採る餌を、口で なめとる。 新聞の記事で見た時、神々しいほどの、なにかを感じ、ズット、 切り抜いて持っていた。格が違うよといった、ものがにじみ出て いるのである。もまれぬいた、品?とでもいおうか。 10歳を越えた去年、おどろいたことに、妊娠・出産したが、 親にしがみついた記憶のないサヤカは、産んだ子を、しがみつか せることができずに、おわる。 高崎山の係りのひとの、無念さが、にじみ出ていた。 そして、頭のいいサヤカは、今年産んだ子を、しっかり守って、 そだてているのです。 5月、高崎山に遊んだときは、C群の、餌場登場まで、待てず、 彼女にあえなかったです。 そののち、子供のことを、みましたので、なおさらの感動です。 自立すること、見守ること、てをださないことが、いかに大事か、 人間を見るまでも無く、よーくわかるサヤカの話です。 |
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