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国 (こくどう) 銅 (上)
国銅〈上〉 国銅〈上〉
帚木 蓬生 (2006/02)
新潮社
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 奈良の孫のところにいくと、必ず東大寺にいく。

 二月は二月堂をみたので、今回は本殿を。

 大仏さまに向かって左に、すごく急な木の階段のようなものがあり、

何に使うのかと疑問に思った。


 図書館で前に見ていたが、あまりに厚いので、手にとらなかった

この本ですが、表紙の大仏をみて、借りました。

 
 主人公の国人が、大仏つくりのために都にのぼり、大仏を作る

苦難の物語です。

 ぼろを着て、一椀の粥に飢えをしのぎ、舟に酔いながら、平城京まで

つれていかれる。

 
 あの広大な東大寺の参道。鹿と紅葉の道は、人足たちが、土を運び、

大木を運び、銅をとかし、作り上げた道のあとに出来た汗と涙の道

なのだ。

 春日大社へのうっそうとした道もまた、国人のような、つれてこられ

た、人々の力の結晶かもしれないのです。


 大きな木は、山ほどあったでしょうが、伐るのも運ぶのも、大人数

で、大変な労苦と、危険のもとに、なしとげられた偉業です。


 大きければ、大きいほどその成り立ちの苦労がおもわれ、有難さと

どうやってなりたったのかを、しりたいおばばです。


 木の階段は、落慶式に、でてくるようです。

 


 
【2006/11/30 13:33 】 |  映画  音楽 芝居 文楽  | コメント(4) | トラックバック(0) |
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