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雨が降ると、水が天から降ってきて、それがながく続くと、
川も水かさが増えることにきづかなかったので、家人の大事な 大事な鯉が、流れた重石の上から出て行くなんて非常事態が 起ころうなんて誰も想像できなかった。 でもでも、おばばは、ほっとしているんです。 かりに5匹全部ではないにしろ、あの硬いうろこを取って、 さばく事態になったときの、あとかたずけのこと、においのこと、 そのたもろもろのこと。 鯉さん、ありがとう、いってしまってくれて。 本当にありがとう。 早く禁猟の下流に逃げて。 パンの耳持って、孫と会いにいくからね。 柳の大木の下には、津和野にはおよぶべくもないが、沢山の 鯉が集まり、餌を遣る人がたえません。 まごを連れ、鯉を寄せる。一幅の絵のようでもある。 あこがれでしたな。 それにしても、火曜夕方でかい図体で、おばばを、睨み付け ながら橋の上を、闊歩する猫をみた。 まさかね。 |
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