一つ所に落ち着いて、少し歩き始めると、今まで見落としていた
物に、気がつきます。 車で通り過ぎたのは行く度か、墓場とは知っていたが、餓死塔が 横にあるとはきがつかなかった。 享保7、8年は未曾有の飢饉で、小倉で何千人、ここ郡部 あたりで、何千人と書いてある。 明治になって、鎮魂のために有志がたてたものらしいが、今、 雛の時期であり、特に享保雛は、ろうたけたお雛様として、 人気であり、皆、幸せにくらしていたような感があったのです。 石原結實先生は、人間は飢餓の記憶は長くあるが、満腹の記憶は 少ないと言うような意味のことを言われます。 食べ物を大事にして、捨てるものを少なく、大切に戴く暮らしを みつめなおしたいと思います。 そして、ついこの前であったろう江戸時代の勉強も。 |
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