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永平寺の車椅子
 道元によって開かれた曹洞宗の大本山 永平寺

 一面の美しい苔  老杉の大木にもまして 素晴らしいのは 

お参りに行った 私どもへの対応です。

 バスは 寺の近くに 乗客をおろします。

 入り口への 高い階段は もちろんあがれませんので、 1時間の時間を 入り口で 

待たしてもらうことにして 拝観を 断りました。

 あとで、添乗員は スロープを登り エレベーターで中に入り 車椅子を借りて 

回ったらどうかと 手配をしてくれました。一度は エレベーターまで行ったのですが

ここで だめと判断 元の位置に戻りました。

 ところが 若く屈強な お坊様が 車椅子を抱えて 階段に立っていたのです。

 断るはずの 私の口から出てきたのは 「ここに返しにくるから 集合場所のバスまで

車椅子を 貸してください」という まことに勝手な お願いです。

 いくつかのやり取りの末 おぼうさまの決断は 自分が坂道の下の集合場所まで

車椅子を押す。車椅子も 自分が 寺まで もってかえるということです。

 しかも寺の門を 出ることは禁じられているので 許可が要るから 

もうすこしまってくれというのです。

 いえ それでは修行に差し支えますと・・・押し問答の末  上の人の許可を取り 

母を乗せた車椅子は  土産物屋の並んだ門前の一番下のバスの停車場まで 

連れて行っていただいたのです。

 石の門の 入り口から 何百メートルでしょうか 若いお坊様は 何年ぶりかの

 門の外なのです。


 しかも 500円の 拝観料は 返してくださっています。

 そして 私も おなかの具合が わるかったのです。

 感謝しても しきれない この場所に あらためて 来たいと 思っています。

 

 

 

  
【2008/07/07 22:13 】 | 旅  趣味 | コメント(30) | トラックバック(0) |
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